日本国内限定で考えても、ほとんどの医師と看護師はアートメイクを医療とは考えていないでしょう。自分たちの仕事とは思っていないし、やりたくないと見受けられます。
「自分に出来ると思えない」、「面倒くさい」、「治療じゃないから苦情が増える不安がある」、「昔は衛生面で問題があったかも知れないが、今は施術する人もリスクを負うから衛生管理の知識を持っている」と考えている先生もいます。特に留学経験がある先生方は海外のアートメイクやタトゥー事情はよくご存知です。
衛生面で言えば、私たちはスタンダード・プレコーションに基づいた管理をしていました。でも、私たちがどのような衛生管理をしているか質問されていませんし、調査も受けていません。行政は恐らく今時あり得ない、非常に前時代的なものを想像されているのではと推測します。
では、誰が一番大声で医療以外のアートメイクは危険、アートメイクは医療行為と言っているか?医療アートメイクを提供しているクリニックの医師と看護師です。
それはなぜか?
医療機関だけでマーケットを囲い込んだ方が自分達にとって得だからです。そこにお客様目線や日本国内での経済効果は入っていません。厚労省の特に医事課の方々はこのような意図を持って接触を図られている事をよく理解しておく必要があります。また、経済産業省では厚労省の通達による経済的損失を計算するべきです。特に日本人が海外でアートメイクを受けるようになってしまい、国内で受ける人が激減しています。