拡大解釈する行政

エステティックジャーナルのアートメイク取り締まりに関する記事。

この時点から大分変化してしまいましたが、この記事にある
「アートメイクに対する厚生労働省の見解を求めた一番初めは、アートメイクと一緒に痛み止めや化膿止めの薬を使用した例をもとにした質問に対して、それは医師法違反にあたるという回答を出したものである。しかし、再度出された医事課長見解は、医薬品の部分が抜け落ち、アートメイクそのものが医師法違反という見解にされている。」

痛み止め化膿止め使用は医師法違反→アートメイク自体が医師法違反→タトゥーは医師法違反。こうやって行政が拡大解釈を行っていくんですね。そしてそれに沿って摘発・逮捕まで行う。

その拡大解釈で推定アートメイク技術者1万人とタトゥーアーティスト5千人(3千との見解もあるようです。)に影響が出ました。逮捕・実名顔出し報道、失業、廃業が含まれています。道具を卸していた業者、それぞれの技術者が抱えていた顧客も含めると、どれだけの人に影響が出たでしょう?

また、この記事には以下のような記述があります。
「昔のアイヌ民族の女性は、民族のアイデンティティーを示すデザインを目や口の周りに施していた例もある。それも医師法違反で取り締まるつもりなのか。」
本当にその通りで、厚労省は通達を出すにあたり、このことは考慮したのでしょうか?

ではタトゥーとアートメイクの違いとはなんでしょう?

アートメイクは顔に行うとのイメージがありますが、それだけではありません。乳がん手術後の乳輪や乳首を表現するのは顔ではないし、傷や手術跡をスキントーンでカモフラージュする技術は頭部以外にも行います。タトゥーも顔や首、頭など頭部に行うことがあります。

また上記のアイヌ女性の口周りの彫り物をアートメイクと呼ぶのに違和感があり過ぎますし、アイヌの方々がそもそもアートメイクとは考えていないはずです。海外の民族的な彫り物についても顔ならアートメイクで胴体ならタトゥーと呼び分けるのは不自然。

アートメイクもタトゥーも施術の対象は全身なのです。

また、美容目的か否かでの区分けも難しい。なぜなら、乳房再建を受けた後、乳首や乳輪のアートメイクではなく、胸にレースのブラを付けているような繊細ですてきなタトゥーを入れたり、傷跡を隠すため、やけどで皮膚の表面がぼこぼこしてしまったのを隠すためにタトゥーを入れる事があり、これらは美しく見せるため、つまり美容目的です。

そもそも個人の意思である「施術を受けた目的」は証明のしようがないため、区分けするためのガイドラインには採用できません。後々問題になってしまうでしょう。

アートメイクに医師免許が必要と言うのは全然現実にそぐわない話で、すでに社会に定着しているのだし、どうしたらより安全にできるかを医療関係でない当事者を交えて議論もせず、視察も行わない、海外の例も参照しないで「医師に」と言う考えには賛同しかねます。サロンで受けたい消費者も無視されているではありませんか。

医師や看護師がアートメイクを提供することを否定しません。以前からずっとアートメイクは医療関係者にもオープンでした。やる方が少なかっただけです。

私たちは、資格制度の確立や衛生管理・技術レベルを一定以上の水準に保つことを条件にやらせて欲しいと訴えています。

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