昭和23年(終戦の3年後)に成立・施行された医師法。本来は医師以外の人が医療を行わないようにする、医師の保護のために作られたもの。アートメイクもタトゥーもピアスも元々医師の仕事とされていなかったから、医師の領域を侵してはいませんでした。医師法を出すのは筋違いでは?
本来なぜ医師法があるのか、そこをはき違えているように思えます。今、アートメイクやタトゥー、ピアスに当てはまる法律がないため、取りあえず医師法でくくってみたような。
そもそも、昭和23年とは1948年、今から70年も前。その間日本はどんどん変わってきたのに、なぜここまで古い法律を手直しせずに現代の事柄にまで適応させてしまうのでしょう?
同じ年に施行されたものに「旧優生保護法」があります。「病気や障害を持つ子供が生まれてこないようにする」目的で作られ、障害者に不妊手術や中絶を強制した、時代錯誤な遺物。現代に生きる私たちから見ると人権無視も甚だしく、まったく受け入れられない発想です。これが1996年までそのままだった事すら驚きでしょう。1996年は平成8年ですよ?
どうなっているんですか?国民の意識はどんどん変わってきても、行政は旧態依然。
