アートメイク技術、おそらく最初期は「師弟制度」のように、先生のそばで技術を見ながら学んでいくスタイルが主流だったと思います。
アートメイクが海外でもどんどんポピュラーになるにつれて、決まったカリキュラムや技術の合格レベルが明確化されている、海外の団体やスクールが日本にも入って来ました。
日本のほとんどのアートメイク技術者はこれらのスクール卒業生です。カリキュラムには衛生管理や感染症予防、皮膚学やカラー理論などが技術以外の内容として含まれています。スクールの名前に傷をつける事が無いよう、合格基準は厳しく設定されていました。
やり方を解説したDVDなどもありました。
今はオンラインでアートメイクが学べる時代です。各国のスクールを世界中のどこからでも、自分の好きな時間に受講できます。
カリキュラムは様々なステップで構成され、衛生やデザインなどの学科、ラバーパッドで道具を使った練習、さらに実際の人間にアートメイクをする所まで進んでいきます。
各レベルで講師や生徒同士でチャットができますし、課題は写真で講師に送り、採点されます。
そしてテスト。
合格すればそ、修了証が送付されてきます。
生徒は、あらかじめ自分の土地のアートメイクの決まり事を調べておく必要はあります。その上でより多くの人にアーティストになる道が開かれています。そしてアートメイク施術を受ける人も増えていくでしょう。市場の活性化・発展につながります。また、競争が起これば当然技術レベルが低いと淘汰されます。それがアートメイク業界自体が技術・信用共にレベルアップさせます。
世界の流れとは対照的に、日本はどんどん内向きに、施術できる人を限定していく方向に進んでいます。様々な理由から、アートメク施術を受けられる人も限定されてきてしまいます。
それぞれの教育の仕方、勉強の仕方の良し悪しについては、ここでは取り上げません。