当協会の会員で、視覚障害者の女性にボランティアで眉のアートメイクを提供していた技術者がいます。
受けた女性が出版した書籍にアートメイクについて触れている部分がありますので、ご紹介します。
「目が見えなくなると、普段の生活のいろいろなことが不自由になりますが、メイクには本当に困ってしまいますね。見えないのに塗ったり、描いたりしないといけないから、実にいろんな失敗があります。」
「視覚障がい者がメイクをする時、最近はちょっとした助けになる、いい技術があります。アートメイクというのを知っていますか?まあ、一種の入れ墨のようなものですね。」
「かなり目が悪くなっていた頃、視覚障がいの人たちと一緒に旅行へ行って、翌朝、メイクをしていました。本当はとても明るいけど、私にとっては部屋がかなり暗くて、ちゃんと #眉毛 が描けているかわからないのです。それで仲間に「描けてる?」と聞いたら、「あ、XXさん、見えないんだ」と言われて、完全に見えていないことがわかっちゃったのね。」
「そうしたら仲間が「XXさん、アートしますか?」と言ってくれた。すぐに「お願いします!」と頼んで連れて行ってもらって、いい具合の眉にしてもらいました。」
「毎日、自分で描かなくても、きれいに描けているから安心です。利用できるものは上手に使ったらいいと思います。#視覚障がい者 でも公の場に出ることだってあるし、それなら、ある程度はきちんと、きれいにしておきたいですから。女心もありますしね。」
様々な安全性に注意を払い、なおかつ社会に役立とうとしていた技術者まで、一まとめにして 規制するのはやりすぎではないでしょうか?

視覚障害者にボランティアで行っていた眉。かつて受けた方がご自分の書籍でアートメイクについて触れて下さっています。