12種類の形から選べる両眉用ステンシル。顔の大きさも個人差があるし、眉頭と眉頭の距離とかステンシルで描いたあとの調整は必要かも。筋肉の動きなどを考慮するとフリーハンドの様が的確な場合もあります。
この道具はアートメイク技術者が使うためのもの。つまり眉を対称に描くのはどこの国でもそれだけ難しいと言う事です。
ずっと眉を描き続けている技術者ですら、難しさを痛感しているのだから、特に化粧法ましてや眉の書き方を習っていない人には難しいのは当たり前です。特に女性が多く見るメイクサイトや動画、雑誌などで眉毛の描き方が特集されていることが多いのも、それだけ多くの人が上手くできないと考えていて、需要のある内容だからです。
また、単発で数時間や数日のメイクセミナーも好評で、多くの女性が参加しています。
医学部や看護学校ではメイクは習いません。医師や看護師でも眉が上手く描けない悩みは、恐らく多くの女性と同じなのです。
それなのに、医師や看護師だからとの理由だけでアートメイクが出来るとされています。
何年やっても難しさを感じる眉の左右対称。その技術は医療関係の資格があれば自動的に出来るものではないし、毎日化粧する人なら全員出来る訳でもありません。
医療アートメイクと呼ばれるところでは眉のデザインだけのために人を雇っている所もあります。それだけ医師や看護師のデザインに不安を感じる人が多いのと、実際彼らにはできないからでしょう。そしてデザイン料は別途で支払うケースもあります。デザインだけのために必要な人件費は当然価格に上乗せされるのです。
医療機関であるだけで高額なのに、さらに上乗せがあるため日本アートメイクは世界的に見ても異常な高額。そしてお客様は海外に流れる。
医療としてアートメイク市場を囲い込もうとしている医師や看護師以外のだれも幸せにならないシステムですし、国内資産の流出を促してしまっています。
アートメイクに医師免許と言う通達は、いったいどこを見て決めたことなのでしょう?国民全体でない事は明らかです。そしてそのことで発生しているアートメイク市場の混乱も気に留めてはいないのでしょう。