コロナの感染拡大が続く中、なぜか世界中で使われている日本製の自動PCR検査器が導入されている様子が見えない、結局効果は薄いようだけれど一時期大きな話題となった時も速やかに承認されないアビガン。各国から批判されたダイヤモンドプリンセス号では防護服やフェイスシールドを着用せず、医療に詳しくない国民ですら他国での防御態勢を見ていて、大きな疑問を感じたものです。
このような国難でさえも国民の命より天下りや出世、利権や自らの権限の拡大にしか興味がないようです。
かつて、厚労省では、薬害エイズ問題を引き起こしています。みどり十字社が厚労省からの天下り先となっており、非加熱製剤の危険性が諸外国で言われて、血友病患者からの「早く加熱血液製剤の認可を」の声も無視し感染させた。
低用量ピルの認可も30年かかり、今でもWHOから問題視される危険な中絶方法を行わせ、アフターピルも「女性が乱用する」としていつまでも薬局で買えるようにしない厚労省。
それでもバイアグラの認可は6か月、薄毛治療のAGFの認可もスピーディーでした。
過労死問題で労働時間についてが国会で話し合われた時も、データの改ざんをしました。すでに過労死は「Karoushi」と海外でも使うくらいの状態なのにです。
医師である医技官がいる省庁でありながら、命に係わる事をないがしろにし続けているのです。
8月と言えば原爆が落とされ終戦記念日もあり、先の戦争を振り返り、反戦についてや犠牲となった人々について考える報道や記念式典、特別ドラマの放映もあります。厚労省は海外で戦死された日本兵の遺骨収集でも出張費の水増し請求を行ったことを忘れてはいけません。あまつさえ遺骨収集を現地に丸投げし、結果現地人の骨ばかりが届き、それをいまだに返却していない。そしてDNAなどで日本人の遺骨が含まれている可能性が非常低いと言う専門家の報告を隠蔽までした。亡くなった兵士は息子や兄弟、父や叔父、甥っ子、義家族であり、本人の無念さやそこで感じた恐怖・絶望・痛みは、そのまま送り出した家族や身内の者、友人知人の心も大きく傷つけたのに。
こうした人命軽視、保身ばかりの厚労省が、アートメイクをしてきた私達一般アーティストの職業選択の自由や、幸福追求権、生活の手段としての仕事である事などを無視して、通達を出すのも不思議ではありません。命すら軽んじられるのですから、人権などはなから考えてはいないのでしょう。

