『セックスワーカーの友達が、このコロナ禍で仕事を失い、アートメイクの仕事をするようになりました。仕事風景をライブ配信なんかして嬉しそう!よかったじゃない!いいこともあるね!』
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この友達と言う方は恐らく医師や看護師の資格は持っていなかったはずです。もし医療の資格があったなら、コロナで仕事を失うよりは、ワクチン接種や発熱外来、保健所、訪問看護などより多くの求人があったはずです。
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もともと医師看護師は不足しているのだから、なにもセックスワーカーにならなくても、ほかに仕事は撰べたはずです。
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だから医療関係の資格は持っていなかっただろうと推測します。そのうえで、コロナ禍の継続時間から、看護学校に入って卒業したとも考えにくい。
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この方がどこにいるのか分かりませんが、こうしてアートメイクの仕事のおかげで、別の職を得たのは大きなことだと思います。
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アートメイクの仕事はずっと女性が自立して働ける資格として定着していました。
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低収入になりやすいシングルマザーなどは特にアートメイクで生活の安定化をはかり、子供達に高い教育を受けさせるチャンスとなって貢献してきました。
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コロナでさらにあぶり出された医師看護師不足、そして医療の偏り。
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こうした中でアートメイクを医療縛りにしようと主張するのは、国民が平等に医療を受ける機会が与えられなくても構わないと言う事と同じに聞こえます。
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また、そうした人たちはこの仕事を失ったセックスワーカーに「医師や看護師でないものがアートメイクをするのは違法だからすぐやめて、他に仕事を探せ」と言えるのでしょうか?
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アートメイクを医療と見なす法律、医師看護師以外のクリニック外のアートメイクを禁止する法律は存在していないのです。
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そしてタトゥーが医療でない以上、浅いタトゥーであるアートメイクも医療ではありまん。
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同じ道具、同じような色素を使い、同様の行為をするのに、どちらか一方だけは医師法の管轄下に置かれると判断する合理的な根拠はありません。